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こんにちは!絵本作家・イラストレーターのHaijiです。
ほっこり優しいイラストで子どもたちを笑顔にしたいという気持ちで絵本を描いています。

私は2021年4月に東京ビックサイトにて開催されたクリエイターEXPOに参加してきました。
クリエイターEXPOというのは、東京ビッグサイトで開催される、イラストレーターやカメラマンなどのクリエイターと、クリエイターを探している企業の方とを繋ぐ商談イベント・マッチングイベントです。
そのイベントで企業の方へ配布するためのポートフォリオ冊子を作成したのですが、それをデザイナーの上司ニシグチさんに添削していただく機会がありました。
デザイナーの方に見ていただき、添削していただいたことで、私のイラストのポートフォリオがぐっと見やすくわかりやすく変化しました!
今後クリエイターEXPOへ出展したり、営業用のポートフォリオをどう作って良いかわからないと悩んだりしている他のイラストレーターの方の参考になると思い、
上司ニシグチさんの許可を得た上で、このブログで今回作ったポートフォリオのビフォーアフターをご紹介してみたいと思います。

添削してもらったビフォーアフター
最初は自分なりにポートフォリオを作ってみて、それを上司ニシグチさんに添削していただきました。
「自分なりに」と言っても、ネットにポートフォリオを公開されている先輩イラストレーターさんがたくさんいるので、いいなと思ったところをちょっとずつ真似させていただきながら作ったものです。
(なにごとも自分のやり方が決まってないうちは、先輩の真似をしながらどんどん進めていくのが良いと思う派です)
今回は掲載する中身のイラストではなく、ポートフォリオのレイアウトやあしらいについて添削していただいています。
添削していただいたポイントに黄色の背景をつけていますので、お急ぎの方はそこだけ読んでいただいてもかなり勉強になるかと思います。

添削前のポートフォリオ
添削前のポートフォリオは、なめきみほさんの記事「駆け出しイラストレーターがベテランデザイナーに教わった「営業ポートフォリオにおけるイラストの見せ方」のコツ」を参考にさせていただきました。(なめきみほさんのイラスト&ポートフォリオ素敵すぎる…!)
A4縦型の16P(8見開き)で作っています。

ポートフォリオ作りで一番大切なこと
上司ニシグチさんにzoomにて修正した方がいい点やアドバイスを教えていただきましたが、繰り返しおっしゃっていたのは
「どんな人が見るのか、その人にとって見やすいか」を常に意識する!
ということでした。
私は自分の絵本づくりの実績を、絵本づくりに興味のあるクライアントさんにアピールしたい目的でポートフォリオを作るので、
- 絵本の実績がアピールできているか
- 絵本作家の自分らしさが出ているか
- 見てほしい相手にちゃんと伝わるレイアウトになっているか
の点をものさしにして、すべてのページに目を通していただき、添削していただいています。

レイアウトについて
それでは実際にどんな風に添削をしていただき、どんな風に変更していったのか、紹介していきたいと思います。
黄色の背景で書いてある文章が、添削時にいただいたアドバイスです。
★表紙&うら表紙
表紙はこのイベントでのメインビジュアルであるイラスト(絵本「きれいなあめふり」より)を使用しています。
<BEFORE>

★1 固く重たい印象。手書きの文字をスキャンして使用したほうが「絵本作家」らしいしHaijiらしさも出る。
★2 QRコードは違う色だと読み込まない場合もあるので黒色の方がベター。
<AFTER>


★プロフィール&制作の流れのページ
プロフィールやお仕事の流れは表紙をめくって次のページに配置しています。まず何者か名乗ってから作品を見てもらうという流れです。
<BEFORE>


★1 タイトルが固くて暗い印象。
★2 文字がページの端まで詰め込んであってギリギリで見にくい印象。15mmマージンを作って文字を中央に寄せるとぐっと読みやすくなるよ!
★3 かたまりとかたまりの間に余白をもう少し作るとそれぞれが見やすく読みやすくなる。
★4 (1)〜(5)の流れをもう少し明確にしよう!
<AFTER>



★絵本のレイアウトページ
いよいよ中身のページに入っていきます!ここでは過去の絵本の作品について載せています。
まずは2018年に手掛けた絵本「パイクとそら」をどーんとアピールしたいと思います。
こちらは私が絵本のお仕事をメインにしていきたいと思わせてくれた大切なお仕事でした。
(思えばこの絵本のお仕事を紹介してくださったのも上司ニシグチさんでした…いつもありがとうございます!!)
<BEFORE>


★1 タイトルが固くて暗い印象。
★2 ポートフォリオなので作品をしっかり大きく見せよう!
★3 説明文が作品から離れていると読みにくいので、作品の近くに配置して読みやすくした方がベター。
★4 マージンをもっと広くしよう。読みやすくなるよ!
★5 作品だけじゃなく、打ち合わせ風景や、この絵本が実際に使われている場面(お店の外観、看板など)も入れると良い。
「★5」について、この絵本は実際にあるあげパン屋さん「パイクとそら」のオーナーの作られた絵本で、このお店の看板やメニューなども私が手掛けています。
絵本だけでなく、制作過程や絵・絵本が実際に使われている場面なども入れると良いとのことでした。
あとは「絵本はアピールしたいものなんだからもっとページを割いた方がいい!」というアドバイスもいただき、下記のようにページを2倍にして変更しています。
<AFTER>


★6 絵本のあらすじも簡単に入れた方がいい。このポートフォリオは絵本をアピールしたいものだし、クライアントさんは「ストーリーの起承転結をしっかり絵で表現できる人かどうか」で作家を選ぶはずなので。
★7 表現したい・アピールしたい世界観を大きく配置する。
★8 絵本読み聞かせyoutubeもやっているのならそれもページに掲載。


絵本のあらすじや、絵本が実際に使われてる店内写真、アピールしたい世界観がしっかり伝えられるページになったと思います*

★イラストのレイアウトページ
<BEFORE>

・詰め込んでしまうとごちゃごちゃして見にくいし、何を見せるか主役を決めて、大きく配置したほうがいい!
・その方が記憶に残りやすい。
<AFTER>



ポートフォリオで見せるのはイラストだけじゃない!
またニシグチさんからのアドバイスで目からウロコだったのが、
・クライアントさんはどこに魅力を感じてくれるか、何が縁になるかわからない。
・イラストだけじゃない。居住地や出身校で縁がつながる可能性もある。
・取材ができる場合は取材写真、ワークショップができる場合はワークショップの実績、個展の経験があるなら個展の写真なども掲載すると良い。
ということでした。
絵本やイラストのお仕事ばかり載せてたのですが、私は下記のような
・登壇したイベント
・出演したメディア
・自主開催したイベントやワークショップ
などのページも作りました。


ポートフォリオで大事なポイントまとめ
zoomで一時間にわたり添削をしていただきましたが、ニシグチさんに言われたことを下記にまとめます。
・一番大事なことは「どんな人が見るのか、その人にとって見やすいか」を常に意識すること。ポートフォリオでもWebサイトでも何でも同じ。
・レイアウトは何を見せたいか主役を決めること。要素を詰め込みすぎると結局印象に残らず逆効果になりかねない。
・要素を詰め込まざるを得ないときは見やすくなるように工夫せよ。かたまりを意識すると見やすくなる。
・デザインのあしらいは自分のイラストに合うイメージで。(優しいイラストなら優しいあしらい・優しいデザインがマッチする)
・作品だけじゃなく打ち合わせ風景・取材写真・ワークショップ経験などもアピールポイントになるので掲載すべし。
・QRコードは黒色がベター。
これに加えて私の場合(絵本をアピールしたい場合)のアドバイスもたくさんいただきました!!(上司ニシグチさん本当にありがとうございました…!)
いただいたアドバイスをもとに作り直したら、2倍のボリューム、32Pのポートフォリオが出来上がりました!
ポートフォリオづくりに悩んでいる方はぜひ参考になさってみてください!

【おまけ】実際にクリエポで配布してみたよ

実際に2021年4月のクリエイターEXPO(於東京ビッグサイト)にて配布してみました!
今回のクリエポは作家側は400名ほどの参加でした。(通常時はこれの約二倍)
こんなにたくさんの参加者さんの中で自分のイラストをアピールしたいと思ったら、やはり作品を大きく掲載したポートフォリオでしっかりアピールするのが良いと感じましたね。
あとは参加ブースの前でパラパラとポートフォリオ冊子をめくってくださった方の中では出身校や居住地に反応してくださる方も結構多く、「あ、そこに反応するんだ!」と何回も思いました。
ニシグチさんに言われたように、何が縁になるかわかりません。
こちらのポートフォリオがきっかけでお仕事や新たなご縁につながって、またブログでご報告できたらいいなと思います。