Haijiの絵日記

【ブログ】ちくし春さんの講演を取材してきました ~LGBTQ×盲・ろうの話~

ちくし春 講演 アイキャッチ

こんにちは、絵本作家のHaijiです。

先日打ち合わせをしたトランスジェンダーでオニイタレントのちくし春(はる)さんが、大阪で講演をされるということで、

絵本づくりのための取材に行ってきました!

場所は大阪・上本町の国際交流センター。

ちくし春 講演 写真

この日はワークショップさかえさん主宰のイベントで、講演のお客さんは盲・ろうの方々。

中には目も見えないし耳も聞こえない両方を兼ねた方(盲ろう者)も何人かいらっしゃいました。

講演の様子

目の見えない方にも耳の聞こえない方にも、介助の方が一人ずつついていました。

春さんは講義室の前に登壇され、少しゆっくりとされていました。

手話通訳の方が春さんの隣にたち、お話をリアルタイムで手話に変換していきます。

ちくし春 講演 写真

少しゆっくりめに話されていたとはいえ、かなりの言葉の量をハイスピードで手話に変換していくのは本当にすごいなと圧倒されました。

そういえば、ドラマ以外・現実の世界で手話をしっかりとみたのは私は初めてだったような気がします。

盲・ろうの方々はそれぞれの手段で、春さんのお話にじっと耳を傾けておられました。

盲ろう者の方はどのようにお話を聴かれるか

目が見えない方はそのまま春さんの音声でお話を聴かれます。

耳が聞こえない方はリアルタイムでの手話通訳を見たり、お話が一言一句パソコン入力されていく画面を見たりしてお話を聴かれていました。(このパソコン入力する方もかなりハイスピードで本当にすごかった)

それでは目も見えない、耳も聞こえない両方の方はどうやって講演を聴かれるか、わかりますか?

盲ろう 講演 写真
春さんのインスタより。写真はお顔掲載の許可を得ています。

目も見えない、耳も聞こえない盲ろう者の方は、介助の方が手話で通訳するのを、手で触って、お話を聞いていらっしゃいました。

介助の方が前で話をされる春さんの方をむいてお話を聴き、盲ろう者の方は介助の方に向き合って(春さんには背を向けて)お話を聴いていらっしゃるのが印象的でしたね。

【LGBTQ×盲・ろう】驚いたこと

春さんは自身の生い立ちやLGBTQのことなどを、この日もお話されていました。

(ただし春さんはLGBTQという名前、枠、を重視されているわけではなく、そんな枠はとっぱらって自分自身のこととしてお話されています)

お話を聴いたり、春さんがお客さんとお話されてるのを聴いた中で驚いたことが二つありました。

ちくし春 講演 写真

LGBTQの方の多さ

一つはLGBTQの方の多さです。

日本では11人に1人の割合でLGBTQの方がいらっしゃるんだそうです。

苗字「サイトウさん」「タカハシさん」「スズキさん」と同じくらいだと春さんはおっしゃっていました。

また、左利きと同じくらいの割合だそうです。

私はLGBTQの話題を考える時はいつも自分が小中学生だったころを思うのですが、

あの頃(1990〜2000年くらい)はLGBTもLGBTQも、トランスジェンダーという言葉も、性同一性障害という言葉も

私は聴いたことがありませんでした。

そういう言葉は日本のテレビなどでは、まだポピュラーでなかったように思います。

いまでこそオネエタレントがいて、LGBTQも珍しいものではなくなってきましたが、あの頃はそういう話題・そういう存在にまだ蓋をされていた時代でしたね。

春さんも20歳くらいまで自分が何者かわからずずっと悩んでいたとおっしゃっていましたが(20歳前後でマツコデラックスさんやはるな愛さんなどの存在をテレビで知られた)、

20年間も自分が何者かわからないというのは相当お辛かっただろうなと思います。

LGBTQの方がそんなに多くいるのなら、私が小中学生だった頃もきっとそういう悩みを抱えた人がクラスに何人かいたんだろうなと、想像をします。

盲ろうの方の中にもLGBTQの方はいる

二つ目は質疑応答の時間に盲ろうの方から春さんに投げられた質問の中にありました。目も見えず、耳も聞こえない盲ろう者の男性でした。

「盲ろうの仲間の中にももちろんLGBTQはいますが・・」

とその方は手話で話しておられたのですが、

「え、盲ろうの方の中にもLGBTQの方はいるの・・!?」

と私はびっくりしました。

そりゃ、そうか。

考えてみたらそりゃそうですね。当たり前のことですね。

でも盲ろうの方は盲ろうだけ、LGBTQの方はLGBTQだけ、とどこか切り分けて考えていた私にとってはかなり衝撃で、

私は勝手に決めつけていたんだなと、勉強になりました。。

ちくし春 講演 アイキャッチ
春さんからの返答を、通訳の方を通して手話で受け取る盲ろう者の方

主催者さかえさんのこと

今回のイベントの主催者さかえさんですが、視覚障害をお持ちの方でも楽しめる点字ネイルを開発されたり、障害をお持ちの方でも扱いやすい衣類などをデザインされたりしています。

インスタはこちら

ブログを拝見していると、おばあさまが盲ろう者の方のようで、誰にでも使ってもらえるファッションや、楽しんでもらえるネイルを始めるきっかけになっているようです。

点字でネイルをデザインするというのはとっても素敵なアイデアですね。

まとめ

  • ちくし春さんが盲ろうの方にお話される取材に行ってきた
  • LGBTQの方の多さにびっくり。
  • 盲ろうの方にもLGBTQの方がいると知ってまたびっくり。でも考えてみたら当たり前か…。
  • 主催者さかえさんの活動紹介

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