こんにちは。
イラストレーターのHaijiです。
もうすっかり年の瀬で、今年を振り返ったり来年の目標を立ててみたりしている方も多いのではないでしょうか。
さて今回はネイルのお話と見せかけてイラストのお仕事にも結構関係のあるお話です。
普段はあまりおしゃれに手間をかけない私ですが、年末年始はいつもネイルサロンできれいなネイルをしてもらいたくなります。
この時期にクリスマス、お正月、自身の誕生日、社員旅行、あと今年は結婚式参列もあり、それに対してこの時期お仕事も落ち着いていることが多いため、どこかの宣伝文句ではありませんが「そうだ ネイル、行こう」って思って決行しちゃいます。
今回初めて行くネイルサロンでネイリストのお姉さんといろいろ会話する中でいろいろ印象に残ったことがあったので書き残しておこうと思います。
去年のクリスマスの時期に行ったお店は結構10代〜20代の若い方向け!、って感じのデザインを扱うお店で、店員さんも若くて派手な感じでしたが、今回選んだのは「大人可愛いデザイン」を得意とするサロンです。
ネイリストのお姉さんも10歳くらい年上の感じがして、落ち着いた雰囲気でとっても話しやすい方でした。
サロンは夙川が見下ろせる気持ちの良いところです。
ここでお姉さんといろいろお話していました。
イラストレーターHaiji「ネイリストの方っておしゃべりしながらネイルアートも同時にできて、すごいですよね。私だったらどちらかしかできないから、きっとネイルアートしてる最中は黙っちゃうと思います」
ネイリストのお姉さん「みんながみんなアートとおしゃべりを同時にできるわけじゃないんですよ〜。私の友達でもアートの最中はおしゃべりできなくて黙っちゃう子いますよ笑」
イラストHaiji「えっ、そうなんですね!」
ネイルお姉さん「同じネイリストでも人と接するのが好きだからネイリストをしている人と、ひたすらネイルアートを追求したくてネイリストをしている人と、さまざまですね」
イラストHaiji「なるほど〜。イラストレーターもそういえばいろんなタイプがいますね。人と会ってお仕事を得る人と、画力を磨き上げてサイトをしっかり作ってそこからお仕事を得る人と色々います」
ネイルお姉さん「いろいろなタイプがいるから、自分はこれが得意!このジャンルなら任せて!っていうのをアピールしないとお客さんこないですよね。ネイルサロンいっぱいあるから」
イラストHaiji「わかります。イラストレーターもいっぱいいるから、ただ『かわいいイラストを描ける人』ってだけじゃ他に埋もれてしまうんですよね。なにか突き抜けたポイントが必要ですね」
ネイルお姉さん「そうですよね〜」
なんて会話をしていました。
イラストレーターとネイリストを比べて意識したことは今回が初めてでしたが、やっぱり多くのライバル店の中から自分のお店を選んでもらうという点で、共通点が多いなと感じました。
あともう一個感じたことといえば・・
去年行ったお店ではネイルアートのスキルは高かったものの、ネイリストの方とあまりおしゃべりもかみ合わず、店内はどこか厳しいムードで楽しいとも感じず、もう二度と行かないって思ってましたが笑、
今回のお店ではネイルアートのスキルの高さはさほど感じなかった(失礼)けど、ネイルデザインが決まるまで根気よく快く、わかりやすく提案してくださったり、落ち着きのある楽しいおしゃべりをしてくださったりして、こちらがゆったりリラックスできたことなどがあり、トータルで大満足でした。デザインも私好みにしてくださってこちらも大満足です!
去年と今年の施術料はほぼ同じ金額(8,000円)でしたが、圧倒的に今年のお店の方が満足度が高かったです。
ネイルサロンの一番の商品はネイルアートですが、それだけじゃないんですよね。お店の雰囲気、清潔感、ネイリストさんのお人柄、話しやすさ、もっと言うなら予約システムのわかりやすさ&予約の取りやすさ、問い合わせをしたときのレスポンスの早さ・・・などがすべて商品なんだなと感じました。すべてのトータルで満足度<もう一回来店したいかしたくないか>が決まるんだなと。
これについても、イラストレーターのお仕事にも同じことが言えるなと思いました。
イラストレーターの商品と言えば「画力の高い上手なイラスト」だと思われがちですが、いつもそうとは限りません。
画力の高いイラストが必要な案件もあれば、画力をあまり必要としない案件もあります。
それでは画力を必要としない案件では、企業の方は何を基準にしてイラストレーターを選んでいるかというと・・
1位 強み・売りがある人!
2位 仕事・連絡が早い人!
3位 人柄の良い人!
(これは11/24のブログからひっぱってきました。「どんな人にお仕事を頼もうと思いますか?」の問いに対する答え)
「仕事や連絡の早さ」「人柄の良さ」で選んでいるということになります。(ここでは「画力の高さ」という売りを必要としないため)
「仕事や連絡の早さ」、「人柄の良さ」、それらも立派なイラストレーターの商品です。
今回私が行ったネイルサロンのように、お客様(クライアントさん)にトータルで満足していただけば、次回も使ってもらえる確率が高くなります。
ネイルアートのスキルが高くても態度や雰囲気の悪いサロンにはもう二度と行きたくないように、
絵が上手でも締め切りを守れなかったり、メールや電話で態度がめちゃくちゃ悪かったりしたら、二度と使ってもらえません。
イラストレーターが画力を向上させようとすることはもちろん大事、強みや売りを育てることはもちろん大事ですが、仕事の早さや人柄の良さなどの他の面もとっても大事だし、
画力に自信が無いのであれば、仕事の早さや人柄の良さでカバーするというのも可能なので、
とにかくトータルの満足度を高くすることを意識して普段のイラストのお仕事をしていこう、
・・・と、綺麗にしてもらった自分の爪を見ながら思ったのでした。
そろそろ仕事納めの人もちらほらと見えて、年末年始のおやすみに入って行きますね。
今年の年末年始はめちゃくちゃ寒くなるらしいので、みなさんあたたかくして良いお年をお迎えください*